この時期のベルギー、街へ出ればクリスマス一色である。
ショッピング通りの、ウィンドウもクリスマスデコレーション、通りにはクリスマスツリーとイルミネーション。
夜に街から街へ車で移動すると、それぞれの街のイルミネーションの仕方が違うので、それを見るのも面白い。
そして、どこの街や教会にも、キリスト誕生再現の「馬小屋」が設置されている。
キリストの誕生=キリストの降誕、降誕祭=クリスマス。
小屋はこのように、教会の近くなどに設置される。馬小屋(家畜小屋)とされるが、これはちょっと立派な家ですね。(もちろん、ミニチュア、高さ3mくらい)
各家庭でも、ミニチュアを飾っている所が多い。凝った家では、庭に再現小屋を作り、羊を借りてきて、この時期の間、庭で飼うのだそうだ。
日本の「門松」くらいの感覚だろうか?
キリストは馬小屋の飼葉桶で生まれたとされ、占いによってそれを知った東方3賢者が、お贈り物を持って訪ねる。そして近くの農民たちも祝福に訪れる。
マリアが乗っていたロバ、家畜小屋の牛や羊がいる。
もちろんマリアとヨゼフがいる。
リール市、市庁舎前の小屋(赤い屋根) 小屋の後ろには、本物の羊を飼っている。
この時期、羊は人気者ですね。 リール市の再現小屋は面白い!
家畜小屋ではなく、場末の飲み屋である。
リールの誇る作家、フェリックス・ティンメルマンス(Feliex Timmermans)の小説を元にして、比喩的に表現している。
飲み屋で男二人が飲み、カウンターで乞食の男が飲み(この3人が東方3賢者)奥の方でおとなしく男女と赤ちゃんが座っている。(ヨゼフとマリア、キリストである)
乞食の男、服装破れをつくろったものを着ている。
飾られているボトルやグラスなど骨董品です。
この人形たちは、市内の芸術学校の生徒たちが作ったのだそうだ。
我が家から一番近い教会の前にも再現小屋?
この小屋もクリスマス時期だけ現れるのだが・・・。
中を覗いてみると、レース編みをしている主婦と、傍らでは伊達男がウイスキーを飲んでいる。
んー、これも何かの比喩的表現か?わからん!
メッヘレン市庁舎の前にも再現小屋がありました。(ツリーの下)
リール市より大きなメッヘレンにしては質素に、ヨゼフ、マリア、キリストだけ?
ちょっとさびしい感じだが、どこか他の場所には立派なものがあるかもしれない。
ま、こんな風に、この時期、「キリスト誕生再現小屋」回りも面白いものだ。去年はブリュッセルのグランプラスや、小便小僧の前も見たけど、今年はまだ行っていない。
グランプラスのは、さすが首都だけあって、等身大の見事なものが設置されていた。
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