HAIKUそのうちだ？

そのうち、僕がHAIKUを始めるかって? そんな事ではない。

昨日の、ベルギー俳句界の第一人者、バルト・メゾッテン氏（Bart Mesotten）との会話の中で、僕に英語で「ユーノウ そのうちだ」（あなたは「そのうちだ」を知っていますか?）と聞くので、僕はうっかり「そのうちだとは、近い将来の事ですよ」と答えそうになっていたのだが、Katrienが「その内田と言う人を知っていますか?」と、聞きなおしたので、とちらずに済んだが「ああ、内田そのさんね、女性の名前でしょうね」と答えると、「いや、日本人の男性で、以前ヴァチカン大使を務めておられて、俳句の国際的普及に貢献した方ですよ」と、一冊の本を取り出して見せてくれた。

「HAIKU」というタイトルで、フランス語で書かれており、作者名が「SONO UCHIDA」だったのである。

メゾッテン氏は、いろいろな本を取り出しては見せ、説明してくれた。

日本の芦屋国際俳句祭に参加して、審査員奨励賞を受賞した時の賞状も見せてくれた。（残念な事に、その賞状はコンピューターでの印刷文字だった…、外国人には筆書きの書の方が、価値があると思うのだが）

そう、そのうちだ！忘れられない名前だったので、うちに帰ってから調べてみたら、内田園生さんの事で、外交官としてセネガル、モロッコ、ヴァチカン大使を歴任し、各地で日本の俳句を紹介し、外務省退官後も、俳句の国際的普及に尽力した方として著名である。

素晴らしい外交官がいたものですね。

残念ながら今年、９月に他界（85歳）されたそうです。

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