以前の記事「ベルギーは花見の季節」で書いた事を覚えている方もいるでしょうか?
アントワープに住んでいる、katrienの友人の娘の友達(ベルギー人) が「日本語を勉強したい、教えてくれる人を探している」と言っていた事、そして僕がその役目を買って出た事・・・。
その後、実際に始まっています。
まず、第1回目は、その女の子は15歳なので、彼女の両親を安心させるためにも、彼女の自宅へ出向いてレッスンをしてきた。
おじいちゃん、ご両親、お姉さんに会って挨拶をした。
名前は「アクセル」ちゃんと言うんですが、彼女から見たら僕は「友達のお母さんの親友のご主人」という事になり、まったくの見ず知らずの日本人という事でもないので、ご両親も安心はしていると思うのだが、やはり、実像をつかんでいてもらわないと、想像しづらいというものであろう。
アクセルちゃんの家は、アントワープ中央駅から徒歩15分ほど、駅まで迎えに来ていた。
可愛い子で、いつもヘッドフォンを付けて音楽を聴いているようだ。
さて、どうしたものか・・・・
僕はオランダ語が少しだけできる、彼女は日本語をこれから始める。
彼女は自分なりに日本語の勉強をしていて、「日本語 - オランダ語 会話」の、ミニブックを持っている。
そしてインターネットで調べた単語帳を持っていて「Ohayo、Kon nichiwa、Arigato、Sumimasen」とローマ字読みで日本語が言える。
それを、僕が日本人の発音、イントネーションで聴かせてあげる事から始まった(表情も付けてね)。
2回目は、アクセルちゃんがLierまで来た・・・僕が駅まで迎えに行き、一緒に歩きながら「げんきですか?」と日本語で話しかけると「まあまあです」と答えた。
「まあまあか、でも君は若いから、ポジティブに、はい、元気です!と答えた方がいいよ、とアドバイスする。
ひょっとして、「日本語では、まあまあ、で大抵は通用する」と、どこかで仕入れたのだろうか?
「今日は暑いですね」というとノーコメント(意味分からず)、「het is warm vandaag」とオランダ語で付け加えると「はい」と答えた。
オランダ語を交えながら会話をし、我が家についてからはPCでインターネットのGoogle翻訳機能を使って、分からない所は機械翻訳してもらって意思の疎通をして楽しかった。
アクセルちゃんが日本語を習う目的は「義務教育(18歳まで)が終わったら、大学の日本学科へ進み日本の事を勉強し、日本へ行きたい、それは多分20歳くらいの時になると思う」と言う。
日本の何が好きですか?と聞くと「音楽」と答える。
今は便利ですね、Youtubeで検索すると、すぐにその音楽が聴ける。
Amuro Namie や Utada Hikaru が好きと言うではないですか、その他、僕の知らない新しい歌手たちも好きだというので、オジサンには付いていけない世界でした。
若いってのは素晴らしい!
Antwerpenの一角に住んでいる15歳の少女が、日本に行くことを夢見て、全く違う言語である日本語を勉強しようとしているのだから、エライと思うよ。
しっかりと、自分の将来像を描いている。
僕との、もどかしい日本語レッスンから始まって、将来は大物になるかもしれない、そんな希望を持ちつつ、僕も頑張ろう!
あ、もちろん、僕も彼女に話しかけるために、拙いオランダ語を駆使しております。
僕が中学の頃に、英語はおろか、ロシア語やアラビア語なんて、想像すらしなかった。
そんな僕が、今、ベルギーに住んでいる事は僕の人生の奇跡だ!
オランダ語をマスターしたら、さらなる奇跡なのだが、そこまで行けるかどうか・・・。
7 件のコメント:
微笑ましいレッスンが始まっていますね!
楽しんでくださいね!
Yukiさんがオランダ語を習得したら・・・
まずは、沖縄タイムス、琉球新報の一面を
飾ることでしょう^0^
わたしもある目的のために、英語に
必死なのですが。。。
まだまだ時間がかかりそうです^^;
楽しそうですね!
よかったら今度混ぜてください笑
emaさん、僕がオランダ語を習得したら沖縄からガンガン旅行客を引っ張って来たい!
多くの人にこの世界を見てもらいと思っています・・・・、やっぱり一面に載らないかんか?
さて、emaさんの目的とは?ガンバッテください!
さきさん、ゲントのさきさんですか?
混ぜてあげましょうか?
同世代とも友達がいた方がいいものね!
はい、ゲントのさきさんです。
週にどのくらいの回数でやってるんですか?
学校が半日で終わる水曜日ですね、15:00頃から始めます。
場所はアントワープかそれともリール?
一応、交互にと言う事なんですが、その都度変わると思います・・・。
話が細かくなるので、このあとの情報交換はFacebookでしましょうね!
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