オランダに侵入の K

甥　K　ベルギー11日目（日）後編

甥　K　フランスに続き今度はオランダへ越境だ！

リエージュの朝市を堪能して、市内観光も終わり徒歩で、リエージュ・ギマン駅 (Gare de Liège-Guillemins)まで行き。

駅の窓口でマーストリヒト（Maastricht）行き往復チケットを購入（6€）13:17発に乗り込む。

33分で国境を超えてマーストリヒト駅に到着。

こんな綺麗なオランダの電車が止まっていたが・・・

僕らが乗ってきたベルギーの電車は、これ！

レトロの郷愁たっぷり！

マーストリヒト駅の構内、出口部分の上のステンドグラスには・・・

「GOEDE REIS＝よい旅を」とデザインされていた。

なんだか、楽しい旅を予感させるぞー！

外から見たマーストリヒト駅。

僕は、観光ガイドブックを持ってくるのを忘れてしまい、どこに何があるかさっぱりわからない状態での観光となった。

でも、Kには「この街で、マーストリヒト条約が締結されて、現在のEUができたんだよ」と解説し、とにかくこの町の名前だけでも覚えておいてもらいたかった・・・、（ブリュッセルのEU本部も見学したし）

とにかく人の流れに逆らわず、観光者が行くあとを付いていけば、観光案内をしてくれるだろう・・・、ま、気楽にいこう！

みんな、この橋をわたるのである・・・、この橋は聖セルファース橋で13世紀に造られたオランダ最古の橋のひとつ。

橋の近くにはマース川観光クルーズ船の乗り場があった。

リエージュを流れるムーズ川と、マース川はつながっていて、同じ川である・・・・フランス語が公用語のリエージュではムーズ（Meuse）オランダ語が公用語のマーストリヒトではマース（Maas）と、呼んでいる。

河畔のテラス席は、天気が良かったこともあり、どこも満席状態。

そして真っ先に　Kが目を付けたのは・・・　やっぱり！

「それくらい自分でやれよ！」と、けしかけて、やってもらった。

「ワン　ワッフル　オリジネール」と言って、基本のワッフル・粉砂糖がけをゲット！

Kの鼻息荒く、食べる時に粉砂糖を吹き飛ばす食べっぷりに爆笑の僕であった。

「いや、粉砂糖が喉にかかって、鼻から息を吹いてしまったんだよ」と、弁解するｋ・・・「もちもちして美味しい！」

そうか、ベルギーワッフルに負けじと、オランダでもワッフルは美味しいのか。

このワッフル屋の前で、道は左右に別れていたが、僕らは人の流れが多い方の右へ曲がる。

　すると市庁舎の前に出てきた・・・マルクト広場である。

屋台がいくつか店を出していた。（水・金は本格的に朝市が開かれるようだ）

市庁舎は1659年から1664年にかけて建てられた。

広場に女性の像が建っていて、手にトーチを持ち、そこから炎が出ていた！

カフェにはオランダのビールの看板だ！

マース川河畔のカフェで、聞きなれないオランダのビールを注文したが、僕としたことが（間違えて）ノンアルコールビールを注文してしまったーー！　・・・　1ヶ月くらいは後悔しそうな失敗だぁ！

ま、また、なんとなく人の流れの多い方の通りを歩いていると広場いっぱいにテラス席を広げて、客もいっぱいの場所に出てきた・・・

何だ、この奇妙な塔は？

要塞のようで教会には見えなかったが、左側の三角屋根が見えたので、教会かな？と思い、入ってみたら内部は大きな教会だった・・・聖母教会だった（内部写真撮影禁止）。

またも適当に歩いていると、戸が大きく開かれた工場風の建物があったので、許可無く入ってみる（何人か観光者が入っているようだったので）

すると、何組かの大きな歯車が噛みあって、グルグル回っている。

反対側のドアから外に出てみると、大きな水車が回っていた！

ほぉ～、風車がイメージのオランダに水車もあったか・・・考えると、水も豊かなオランダなのである。

そして、こんな路地を発見！

古い城壁のようですねぇ・・・マーストリヒトはオランダでも最も古い部類の街であり、中世に3度、城壁を築いたという。

また、ぶらりと歩いていると、水車を発見！

こちらは回ってなかった。

いつの間にか緑地帯の、動物園のような広場に出てしまった。

こちらにも城壁があり、先ほどのより石の組み方が緻密で高さもあり強固なようだ。

この緑地公園は桜が満開の木が多かった。

日向ぼっこの人多し！

ガイドブックを持たない僕らは、どこに行くあてもなし、日向ぼっこするほど、のんびりもできないので、駅に向かうことにした。

駅のホームにあるキオスクみたいな店でハイネケン33clを買うと2.2€も取りやがった・・・ベルギーの標準ビール、ジュピレーはベルギーの駅の販売機で1.5€で買えるのに・・・

そんなオランダとはサヨナラだ・・・バイバイ

でも、「もう一度ガイドブックを持っていきたいな」と思うには十分な魅力的な街だった。

ガイドブックを持ってないために見逃したもの・・・聖セルファース教会、聖ヤンス教会、聖ピータースベルグの洞窟、聖ピーターの砦、地獄の門、5つの頭・・・まあ、またいつか行こう！

ベルギーのルーヴェン（Leuven）駅

マーストリヒトからリエージュに戻り、ルーヴェン駅経由でアントワープ行きに乗り帰ることにした。

駅前にある塔。

塔のあるところから見えるメイン通り。

奥のほうには市庁舎の塔のシルエットが見えた。

リエージュで買った白ビール、初めて見るラベルだった。

リエージュのスーパーでは、ディナンの「かたつむりラベル」のビール4種類も売っていたが荷物が増えると歩けないので、カメラバッグに収まるこのビール1本だけを持ち帰ってきたのだった。

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