ずっと肌寒いままの春を過ごしているベルギーです。
巷ではホワイトアスパラガスの季節なのに、ベルギー産が出回っていないとお嘆きの方々もいる。
天気もずっと「イマイチ」な日が続き、ついつい外出や散歩も億劫になていたが、昨日、ちょとした晴れ間を見つけて「サッ」っと自転車で出かけてみた。
季節写真を撮るなら隣町ケッセル(Kessel)の自転車道が楽しい・・・いつもなら、川島選手のいるLierseの練習場へ向かうこの道を、途中から離れて、林の多い自然観察サイクリング道へ行くのだ。
この道、運河を越える鉄橋沿いを走り下るところ・・・まだ緑のない木の枝に白い花がポツポツと咲いていた。
道端にこんなリンゴの花が咲いているんですねー、もちろん秋には実が付くが、酸っぱいリンゴだ(もちろん食べてみたサ)
林の中で、緑の絨毯を敷いたような植物の群落を発見!
5月に咲く予定の「5月の鐘=Meiklokje」だ、和名は「鈴蘭」という。
この白い花の名前がまだ分からないが、道端にたくさん咲いて風に揺れている。
こんな、林の中の自然観察道を行く。
木陰にキンポウゲの仲間、ヤブイチゲ(Anemone nemorosa)が咲いていた。
で、一応この日の目標は「ブルーベルの群落を撮る」だったが、例年、小群落を作っている場所に行ったら、例年より小さくなり、花もちらほらしか咲いていない!
去年と比べてみたら、ぜんぜん違うじゃないか!
去年の同時期のこのブログ記事を読み返したら、去年の4月は夏のような異常気象「春?夏? Zomer!Belgium」だったが、今年は冬のような春という異常気象なのだ。
写真的には去年のブログを読んだほうが面白いと「オススメ」します。
まだ咲いてないのかぁー、というのもあるし。
孤立して、きれいに咲いているものもある。
昔、チューリップ公園だったところも、今年は花が少ない。
道無き道を行く!
牧場の馬小屋。
川沿いサイクリング道へ出た。
近頃は地図を持たなくても、勘で道を探せるようになった!
次に目標にするところは、美味しいビールが飲める田舎のカフェだ。
その前の湿地帯に、白い花の群落あり・・・
スズランに似ているがこちらはかなり大きく、花までの茎の高さが5-60cmある、Zomerklokje(ゾーマルクロッキエ=夏の鐘)である。(和名はスズラン水仙)
5月の鐘がまだ咲かないのに、夏の鐘が咲いているというこの矛盾・・・(去年の記事を読んでも同じだったようだ)
さてさて、美味しいハウス・ビールの飲める田舎のカフェ「BADHUIS」に到着。
このカフェは周囲に住宅街はなく、自転車道をサイクリングする人や散歩の人、または車で来る常連さんの溜まり場でもある。
天気の良い週末には多くの客で賑わう。
Emblemsesteenweg 73, 2560 Nijlen 「BAD HUIS」
おいしいハウスビール「BOSKE」(2.30€)値段も観光地価格ではなく、良心的である。
このBOSKEは、この店でしか飲めない!
この店の創業者が作ったレシピで、ゲントにある醸造所で造っているらしいが、瓶詰めなどしていないのでお店で買うこともできない。
1杯飲んでいる間に、土砂降りの通り雨があった・・・「調度良い、もう1杯注文しようか」と思ったところで、雨が止んだので注文するのも止めといた。
カフェの外に出ると、プランターでもゾーマルクロッキェが咲いていた。
川沿い自転車道を走り、家路につく。
ひとりで歩く人もいた。
我が家のテラスから・・・緑の多い部分と、まだ緑のない部分がある。
歩道上に置かれた赤と緑の丸みのあるBOXは、空きビン回収BOXである・・・投入口が2つあり、ひとつは透明のビン、もうひとつは色つきのビン(ワインなど) ・・・ワインのほうがすぐに一杯になると思う ・・・ 投入すると「ガシャン!」と、割れる音がする ・・・ みんな平気で次々と投入するから(最初の頃は)不思議だった。
空をとぶ鳥(カササギ)が羽根を広げた様子を初めてカメラで捉えたが、もちろんボケている。
白黒の面白い模様の鳥である。
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