7.11.08

悲劇のサッカー選手の話

 珍しくサッカ-の話
 ベルギーでは、普通のTV番組は4チャンネルしかない。みんなどうしているかと言うとケーブルTV(有料)や衛星放送(有料)で、いろいろ見ているようだ。我が家はインターネット環境がどうしても必要だったので、そういった会社を探していると、ケーブルTV回線でインターネットとTV多チャンネルセット、それから携帯電話も基本料金無料がセットと言う事で、否応なく契約した。

 ケーブルTVにすると、これがまたチャンネルが多すぎて、何局あるか数えた事もない。FM/AMラジオ局も多数、覚えきれない局が多い中で、202チャンネルのEUROSPORTと203チャンネルのEUROSPORT2をよく見る。そこからネタをひとつ。

 サッカーはヨーロッパでは非常に人気がある。
 この間、フットサル(サッカーの縮小版?)の国際大会の準決勝で、イタリア対フランスをやっていた。後半の終了時間直前、得点は2-2で、誰もが引き分け、延長かと思った数秒間の出来事。イタリアがフランスゴールに攻め込んであわやゴール!しかし、直前で、フランスがクリア(そこまでは良かった)

 クリアしたボールが近くにいたフランス選手の膝にあたって、フランスゴールへ向かって跳ね返っていった、キーパーは飛び出していて、そこにいない。膝に当てたフランス選手は猛ダッシュして、ボールを追いかけ阻止しようとするが、ボールの方が速い。ボールは運よく、ゴールポストに当たって跳ね返ってきた。しかし、そのボールが猛ダッシュしていたそのフランス選手の足に、また当たって、今度は見事にゴーーール!!(自殺点だわね)

 ところがその瞬間の直前に時計は「0」になっていた。

 このゴールが有効か無効かで、20分位揉めに揉めて、審判団が協議している間に、何回もその瞬間のビデオを流すので、そのフランス選手はおそらく、翌日にはフランスで一番の有名人になったはずだ。

 その選手は悲劇のゴールを決めた直後から、頭を抱えてフェンスに寄りかかって座り、顔を上げる事が出来なかった。
(審判団協議の結果、結局ゴールは有効でフランスは負けて、イタリアが決勝進出)

 見ていて、とても滑稽であったが、選手本人の心情を察すると、あまりにも可哀そうであった。こんな悲劇の、踏んだり蹴ったりの選手を見た事がない。

 もうひとつサッカー(?)の話。
みなさん、サッカーの試合は、なぜ手を使ったらいけないか、知ってますか?
 そんな事、僕も知らないよ。
もし、サッカーでゴールキーパー以外も手を使っていいというルールになったら、どうなるか想像できますか?
 そんな事を実現した試合をEUROSPORTでやっていた。それがなんと言うスポーツか知らないが、たまたま、TVを付けたらやっていた。
 しかも国際試合で国対抗でやっていたので、まじめにやっていたのだろう。
サッカーボールとサッカーコート(会場)をを使うのだが、ボールが来たら手で拾ってバスケみたいにドリブルしてもいいし、持ったまま走ってもいいんだよ。
 それから味方へ、ラグビーみたいに、手から手へのパスもOK!もちろん足で蹴って遠くへのパスもOK。ゴール前まで来たら足で蹴ってゴールしていたなあ(そんなルールなのか)

 ラグビーのようで、そうでなし、サッカーのようで、そうでなし、バスケットボールのようで、そうでもなし、ハンドボールでもない。

 良く、まじめにそんなスポーツをするものだと半ば、あきれながらも、感心してみていた。上記の何か一つをまじめにやった方が良いんじゃないかなあと思った次第。

 SPORT専門局なのでいろんなことをやるもんだよ、スヌーカー(ビリヤード)とか長々とやっているし、番組の時間帯を守らないし、留守録をして、あとで楽しみにして再生すると、全然違うスポーツだったりするのが当たり前(それだけは止めてほしい)の専門局である。

 日本みたいに自動延長機能とか、自動変更機能は、うちのデジタルレコーダーには付いていない。

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