16.11.08

ベルギーの田舎の家(ペール市)

 オランダ語のテストも無事終わり、息抜きも兼ねて、土日の泊りがけで、義姉の住むペール市(stad peer)の家に遊びに行った。(ペール市はベルギーの北東にあり、オランダの国境まで車で15分位の所。peerとは洋梨の事、市内に洋梨のオブジェがあったりする)
我が家のあるリール市(stad Lier)から高速利用で70分位で行ける。
 農村風景の広がる田舎の方なので、牧場が多い。散歩をすると、牛、馬、羊、鹿、山羊の牧場をゆっくり見ることが出来る。牛も羊も、道行く人に興味がるのか、草を食むのも止めて、顔をあげ、通り過ぎるまで、ずっとこちらを見ている。シカは臆病で、道の近くにいたものまで、駆け足で奥の方へ逃げていき、遠くからこちらを見ていた。

 霧雨にけむる農村風景だった。途中、乗馬クラブもあり、この日、子供の大会があったようで敷地内には、たくさんの馬運搬用の牽引車が停められていて、乗馬服に身を包んだ小中学生くらいの子供たちが、颯爽と馬にまたがり、練習をしていた。
 こちらでは結構盛んなんだね乗馬が、週末は自家用車で(馬を乗せる)牽引車を引っ張り、乗馬クラブへ向かう車をよく見かける。と、言う事は、自分の庭で馬を飼っていて、時々、乗馬クラブのコースを走りに行くと言う事か。趣味のレベルが違うね。

 義姉の家も、昔農家の家だったのを購入したらしく、大きい。建物の半分は倉庫である。
そして、うれしい事に本物の暖炉がある。その日も暖炉に薪をくべてくれた。メチャクチャ寒かった訳ではないが、夕食の後、ゆっくりワインやビールを飲みながら、おしゃべりするには、最高の雰囲気だ。こちらでは、田舎の一軒家では大抵、暖炉はあるようだ。
 寒い田舎の地域だと当然のことかもしれない。薪はタダか安くで手に入るし、遠赤外線の効果もあるだろうし、眺める楽しみもあるし、煉瓦が暖まると、長持ちするからねぇ。土曜日の夜使った部屋は翌朝も暖かかった。

 Katoと姉は、まだまだ積もる話があるのか、ずーっとオランダ語で話し続けるので、僕にとっては、隣で聞いていて、聞き取りの練習だ。

 Katoは12年も日本生活をしたので、ベルギーの「浦島たろう」状態だから、兄弟たちや親しい友人と会うと、もうほんとに話が止まらない。

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