ひょっとして大変貴重な写真かも?
肉屋のギルドハウスから出てきて、海(海に見えるが川だった)の方へ歩いて行くと、ステーン城の前の広場に、なにやら人だかりが・・・・。クレーンで車を吊り上げていくので、事故処理かと思ったが、必要以上に高く上がって行く。集まっている人たちはみんなカメラを持って構えている。
良く見ると、赤いスポーツカー(ひょっとしてマツダRX-?)の運転席と助手席には人が乗っているようである。周りの人たちの表情から、これは何かのイベントなんだと分かった。そして、車を吊り下げているのはワイヤー以外に4本のゴムのようなものが掛けられているから「これはバンジージャンプだ!」と気がついたの
で僕も、カメラを構えてその瞬間を待った。
みんなが緊張して、しばらく待ってからワイヤーが離された。
車は地面に向かって落ちていく。ワーーーッと言う、悲鳴とざわめきの後、車は地上10メートルくらいの所で止まり、反動でまた上に引き上げられ、何度か繰り返してから、クレーンでゆっくり地上に降ろされた。
車から乗っていた二人が降りてきて、ヒーロー気分である。仲間たちを代表して乗っていたのだろう。
ま、クレーンは大型とはいえ、バンジージャンプ専用ではないからねえ、僕には2次災害が起こらないかの方が気になって、ハラハラしたのだが・・・・。(クレーンごと倒れて来るとか・・・)
それにしても、人だかりの半分くらいは順番待ちの人たちであった。(もちろん有料)「よくこんなことを思いつくよなぁー」乗る方も乗る方だけど、本当に落ちるかもしれないと言う、スリルありすぎじゃないか?
ステーン城の番人の大男(銅像)もかすんでしまう、派手なイベントでありました。
そこからまた、フロートマルクトへ戻ると、また変わった車が走っていた。50年代のアメ車だろうか?中東系の人が運転していたが、オイルマネーで乗りまわしているのか・・・。
市庁舎の前では、こんな車も・・・・。シンプルな1馬力の馬車ですね。
100馬力の車が100馬の仕事をするとは思えないが、馬には変な比較対象にされてかわいそうだ。
1馬力の自動車が、この馬と同じ仕事が出来るはずがない。
馬の話が出た後に、肉屋のギルドハウスの話になるのは、残酷か。
フロートマルクトから、肉屋に行ってから、バンジージャンプの道順なのであった。普通、繊維業界のギルドハウスは「繊維博物館」とか美術館として活用しているが、肉屋のギルドハウスを「肉の博物館」にしたって、誰も見に来ないわね。
肉屋のギルドは考えました。血なまぐさい肉屋じゃなく「古楽器博物館」にしよう!
それは正解です。僕も5€払って、見学した。チェンバロや管楽器など、年代物の楽器を揃え、ノートルダム大寺院のカリヨンの仕組みなども紹介している。
地下では楽器制作の工房も再現していた。鐘の鋳造の仕組みや、管楽器の制作過程・・・これには僕は個人的に興味があった。何しろ僕の実家(父)は昔、鍛冶屋だったし、近所にはブリキ屋もあって、子供の頃よく見ていたから、その制作過程や、鍛冶道具などが、よく似ている所があるので、やっぱりこういう所から流れてきたのかなあ、なんて考えるのであった。
ちなみにブリキと言う言葉は、オランダ語からきているという事で、こちらでは今でも「ブリキのコーラ」「ブリキのビール」と言って、ビンとの区別をする。
下の写真が肉屋のギルド「古楽器博物館」の入口だが、赤いひさしは、今でも街中の肉屋の目印である。
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