川は流れがあるので、船の運航はしないのだが、市内の運河(今は観光用?)と、外側の大きな運河は今も、物資運搬用に船が行き来している。
上の写真2枚は、市内を通る運河で船の形を見ても、レジャーボート、ヨットが多い。ここでも観光シーズンになると観光客向けの遊覧船があるようだ。が、前に書いたように、少しの距離なら「水上遊歩道」があるので、自分の足で水上散歩も出来る。
僕の住むLier市にも、市内を流れる運河はあるが、遊覧ボートのみで、実際の物資運搬には使えない。(Spuiという小さな水門で閉じられている)
20日以上のバカンスがあるベルギーならではのレジャーだ。普段は別荘気分で、船のキャビンで泊まったりしているのだろうか。
停泊した船上で、ミニパーティーをするのもいいだろうなあーーと、勝手に想像したのである。
3番目の写真からは、旧市街の外を流れる本格的な運河。今も砂利や資材など、重量物の運搬は運河利用が多いようだ。大型トラックで市内を走られるより、そのほうがスマートだね。ちょうど運河の浚渫作業をしていた。
運河沿いの住宅は、運河を楽しむように作られている。2階3階にはミニテラスを作って、運河を眺められるように・・・。夏になると、もっと水辺に近づくため、運河のすぐそばにテーブルとイスを持ち出して、プライベートカフェをやっているんだってさ。
僕もベンチに腰かけ、休んでいたら、作業員風の男がやって来て、紙袋をごそごそするので、弁当でも食べるのかと思ったら、パンを取り出して、ちぎっては運河に投げるのだ。すると、待ってましたとばかりにカモが集まって来て、パン取り競争を始める。遠くからもカモが飛んできた。カモメまでやってきた。
食べ残しや、硬くなってしまった食パンなど、捨てるんじゃなくて、こういう所で野鳥にあげているんだよね。ベルギーではよく見かける風景である。 この男が去った後、カモたちは僕の様子をうかがいに来たので、しょうがなく僕は食べていたチョコウエハースを少し分けて投げいれたが、あまりにも競争が激しいので、残りは自分の口に入れた。
カモたちは「ちぇっ!」とは言わなかったが、つまらなさそうに離れて行った。
一番下の写真は、突然現れたパトリオットミサイル!・・・じゃななくて。船が通過するため、運河に架けられた2つの橋が、同時に跳ね上げられた格好だ。もちろん道路の車は遮断機で止められている。
0 件のコメント:
コメントを投稿