21.11.09

ベルギー人がEU大統領に

昨日(20日)の朝から、ベルギーのラジオや新聞は、ベルギー首相のヴァン・ロンパイ(Van Rompuy)が欧州連合(EU)の初代大統領(President)に選出された、と盛んに報道している。
日本で、どう報道されているか知らないが、こちらでは大々的に報道されているので、日常生活の中で目に止まってしまうのである・・・・・・、ので、ここでも一言触れておかなければと思うのである。
ヴァン・ロンパイ首相は去年の12月、前任首相(レテルメ)の辞任に伴い、急遽の起用だったにもかかわらず、ただでさえオランダ語圏、フランス語圏の対立で難しいベルギーをまとめ、安定化させたと言う実績もあったに違いない。
僕もオランダ語の新聞、TVを熟読、理解できる訳ではないので、正しいことは言えないが、僕の見た限り、日本の政治家のように、党利党略、金権政治など、かけらも見られない事は、素晴らしいと思う。
常に冷静な知性派で、「HAIKU」(俳句)をたしなむと言う事からも、親日家であろう事も想像できる。
EU連合が出来て初めてのポストである、大統領(President)に、ベルギー人が抜擢されたのは運命的だと思う。
なにしろ、EU本部がベルギーにある事自体、ヨーロッパの地理的中心かつ、強国でない中立的な小国であるから出来た事。
思えば神聖ローマ帝国で、ヨーロッパを支配した皇帝カール5世も、ベルギー(ゲント)生まれだったのである。
ともあれ、ヨーロッパ連合(帝国?)の大統領として、世界的に紹介されるであろうベルギー人、ヴァン・ロンパイ(Van Rompuy)に注目です。
彼のプロフィールには「HAIKU」が付いて回るはずだから、日本の俳句が世界的ブームになる事でしょう。
今でも、俳句の好きなベルギー人はたくさんいるようなので、オランダ語での翻訳本も出ている。
俵万智の「サラダ記念日」のオランダ語翻訳本(De dag van het slaatje)がウチにもある(Katrienが以前から持っていた)。
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