用事でアントワープへ行く!
もちろん電車利用だ。
用事の待ち合わせ時間よりだいぶ早く出たので、余裕がある。
Lier駅に着いて、間もなくアントワープ行き電車が到着した。
乗り込むと車掌さんがやってきて、乗客みんなに「この電車はアントワープへは行きません、ここでストップです」と、言って歩いているではないか・・・、(それくらいのオランダ語は僕でもわかる)乗客はみんな、キョトンとして「なぜだ?、どうすればいいんだ!」なんて聞いているようだったが、車掌さんも答えに困っている様子で「アントワープ方面で問題があって、とにかくこの電車はしばらく動かない、バスに乗り替えるなりしてください」と言っているようだった。
おい、おい!またかよ! ・・・なのである。
僕もバス停へ向かい、アントワープ行きのバスを探したが、バスは遠回りをする上に本数が少ない・・・
しばらくしたら、次のアントワープ行き電車が来たので、乗客が殺到したが、この電車の車掌さんも「この電車はここでストップです。アントワープ方面のトラブルはいつ復旧するかわからない・・・、4時間かもしれない」と言った。
さすがにあきらめた乗客たちは、それぞれ携帯電話で連絡を取ったり、バス停へ移動したり、タクシーに乗る人もいた。
・・・僕は、アントワープの待ち合わせ人に、時間に遅れる旨SMS(テキストメッセージ)を送ってバス停で待つ。
「あと15分かぁー、いつアントワープに着くのやら・・・」いっそ、用事をキャンセルしようかしらとか思い始める・・・すると!
駅舎の方から何やらアナウンスが聞こえた「Antwerpen・・・」なんとかと聞えたので、駅のホームへ小走りで移動、電車が到着・・・、忍耐強く待っていた人たちが乗り込む。
今度は大丈夫のようだ・・・、ホッ・・・、最初の電車から1時間が経っていた。
困ったもんだ、ベルギー国鉄!
先を急いで衝突事故と言うのも御免だが、遅延と言うのもよくある事と心得るべし。
昨年Lierを訪れた知人が、帰国の際にアントワープからスキポール空港へ、普通電車で向かったが、途中で故障・・・、後から来た高速列車タリスに乗り換えさせられて「得した気分」を味わったが、それもつかの間、タリスも途中で1時間もストップしたらしい・・・、空港着は大幅に遅れ、予定の飛行機に乗れなかった! とほほ・・・である。
電車1本乗るのに、これだけ長文になるのもイカン!
電車を乗り継いで遠出をするとき、計画通りに目的地に着くと「今日はラッキーだったね」なんて喜ぶ・・・、実はこれも困ったものなんだ。
約束の時間には1時間以上遅れたが、用事を済ませ帰途に付くころにはもう遅くなっていた。
世界に誇るべきアントワープ中央駅の前は大規模な工事中である。
振り返ると、アントワープ聖母大聖堂の塔が見える。
何回観ても飽きない駅の中、細部まで細かいデザインが施されている。
地上階6番ホーム、MOL行きに乗る。
古いタイプの車両が並んでいると、修理工場のようにも見える?
2 件のコメント:
こんにちは。
昨年3月にベルギー旅行を計画していて、ベルギーに来るなら雨対策にジャンパーを持ってきた方がよいですよというアドバイスをいただいた者です。結局、震災で去年の計画はキャンセルしました。今年は行きますよ。もう飛行機もホテルも取りました。アントワープ駅、工事中なのですね。見るのも写真に収めるのも楽しみにしているのに、ちょっと残念です。工事の柵が写っちゃったらきれいじゃないですもんね。でも、楽しみにしていますよ。電車が止まったことも参考になります。私の帰国前日はシャラトンを予約したので、電車が仮に止まっても飛行機に乗り遅れることはないでしょう。寝坊したらわかりませんけどね。
あぁ、そうだったんですかぁ、大変でしたね。
アントワープ中央駅の写真は、今回は西側ですが、北側は工事がないのできれいに撮れると思いますよ、内部もきれいし、2階にあるカフェなどもゴージャスだし、見どころはたくさんありますから、ご安心ください。
そうですね、フード付きジャンパーはベルギーでは年間通して必要です。去年は夏でも使っていましたから・・・。
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