ベルギー国鉄格安チケットの旅第2弾は、ベルギー南部・エノー州の州都モンス(Mons)の町を訪ねた。
南部、ワロン地方という事で、公用語はフランス語の町だ。
フランス語は、ボンジュール、メルシー、マダム、ムッシュー、パルドン、くらいしか知らない僕がひとりで行く!
Lierからはアントワープ・ベルヘム(Antwerpen Berchem)駅とブリュッセル南(Brussel Zuid) 駅で乗り換える必要がある(ルーヴェン経由という路線もあるが時間がかかる)。
前回の記事で、日本人の犯罪被害が一番多い場所が、このブリュッセル南駅だ(MIDI=ミディ駅ともいう)。
こんな場所からは、さっさとズラカロー! ずらかろうにも、ここでの待ち時間が27分もあったので、ホームへ上がる。
オランダのアムステルダムから来る電車、配色が違う(帰りにはこの電車でアントワープまで行く)。
僕は、おやつにワッフルを食べていたが、時々ちぎって投げると鳩が足元まで寄ってきた。
Mons行きの電車に乗って45分でMons駅到着、意外と近い。
駅舎内部の壁にある絵。(左側に、黄金の馬車)
駅前広場、「さて、どこへ向かおうか、モンス観光」と、周りを見渡すと、遠くの方に鐘楼の塔が見える。
「うん、とりあえずあそこだ!」方角決定。
Mons駅、どことなくブルージュ駅に似ている。(色使いは違うが)
「・・・歩き方」というガイドブックには、駅から教会まではけっこうな坂道、と書いてあるが、たいしたことないよ!
駅からそう遠くはない教会と鐘楼を見て回ったら、そのまま町の中心、グランプラスまでの近道でもあるから、無駄ではない。
聖ウォードリュ参事会教会(Eglise collegiale Ste-Waudru)。15世紀から17世紀にかけて建てられた、ブラバントゴシック様式の見事な石造りの教会で、その塔になるべき部分が頑丈に造られている事から、設計では、かなり高い塔が出来る予定だったのではないだろうかと、想像することが出来る。
教会の前にあった消火栓(面白いので、つい・・・)
教会の翼楼にある入り口から内部へ入る(無料)
「16世紀の3Dか!」・・・と、びっくりの、壁に掛けられたレリーフ。
この教会は絵画より彫刻の方が、素晴らしい作品があるという事で有名らしい・・・、確かに!と納得。
ステンドグラスも美しものが多い。
パイプオルガンも素晴らしい!
そしてこの聖ウォードリュ教会と言えば、この「黄金の馬車」(Car d'Or 1780年作)である。
この馬車には物語があるが省略・・・、6月ごろ開かれる祭りでは、この馬車での行進が行われるらしい・・・。
ベルギーの各町では特徴的な祭りが良く行われているので、一つ一つ見ていきたいと思っているが、なかなか全部というのは無理ですねぇ。
聖ウォードリュ参事会教会の後ろ側に回るように歩くと、鐘楼が見える。
鐘楼を目指して、道なりに歩いて行けばたどり着ける。
鐘楼の敷地の入り口、街の高台に要塞のように築かれた敷地内に建っている。
高台なので、モンスの街並みが見渡せる。
立派な鐘楼で、高さ87m、世界遺産に登録されている。
鐘楼が高台にあるので、坂道を下っていくとグランプラスに出る。
市庁舎や、その他の大型の建物が集中してる。
大型バイクも集中していた!
日本製が多かったが・・・。
大型バイクのオーナーたちは、向こうのカフェテラスでコーヒーを飲みながら(ビールは飲んでない)広場と自分のバイクを眺めて、道行く人がバイクに注目するのを見ては、悦に入っている様子(多分ね)。
市庁舎、右側には観光案内所がある。
真ん中の通路を抜けて中庭に入る。
中庭に入るとまた、小さな通路があり、通り抜けできるようになっている。
小さな通路を抜け出てきたら、市長の庭と言われる、小庭園がある。
そこには、いくつかの彫刻と休憩用のベンチがある。
市長の庭は長居するような場所でもなかったので、グランプラスに戻る。
左が市庁舎で、右側に見える塔は聖エリザベス教会。
グランプラスにあった郵便ポスト、現在使われているようです。
聖エリザベス教会。
教会内部に入ると、荘厳なオルガンの音が聞こえたので、「すわっ、パイプオルガンの生演奏に遭遇か!」と、驚いたが、内部を歩み進んでいくと、奥の方にある小さなオルガンで、青年が練習をしている様子だった・・・、観客は僕ひとり・・・、目が合ったので軽く会釈をして、ニコッと笑顔を見せた。
音響効果の素晴らしい教会では、小さなオルガンの音でもこんなに素晴らしい音を出すのかと、再び驚いた!(練習の邪魔をしてはいけないと、カメラを向けなかった)
聖ミカエルの像もあった!
時間があったので、グランプラス以外の町を歩く。
そろそろ夕陽のさす時間になっていた。
ショッピングストリートのようだが、日曜日とあって、ほとんどがお休みだった。
モンスは町の中に坂道が多い。
前回、行ったトゥルネーより、土地がうねっている・・・、そして当然のように石畳の道。
何気なく歩いていると、最初の教会の後ろ姿が見えた。
まあ、とにかく坂道が多い。
健康な人には楽しいが、お年寄りにはちょっと・・・、かな?
町は夕陽に染まる時間になり、・・・そろそろ帰るか!
駅の近くまで来たら、お腹が空いていたので、何か腹ごしらえをしようと見渡すと、カフェやレストランがたくさんある(駅に面した広場前)。
その中から「PITA」屋さんに入る。
メニュー表はフランス語で書かれているが、適当に声に出して読んでみた・・・、「ピタ・ペティー」と言って注文したら、なんとか分かったようだ。
日本ではケバフというんだっけ?中東のハンバーガーみたいなやつ、あれをベルギーではPITAと言っているんだよね・・・、それで、小さいのをフランス語でペティーというのか・・・、大きいのはグランデか・・・、メニュー表を見て少し理解したような・・・・。
小さいピタ、・・・しかし、これ、僕にとってはデカいものだった!
こんなもの口に入るはずがない!最初はフォークを使って食べて、中身を減らしてから、パンに挟んだ状態でパクつく!
ビールと合わせて5€。
電車の時間まで30分あったのに、完食するのに時間がかかって、目の前の駅まで小走りで行き、電車に乗ったら10秒と経たないうちに動き出した・・・、相変わらず危ない橋を渡っているなぁ。
そういえば出発のLierでも、ホームに着くなり、入ってきた電車に、すぐに飛び乗ったのだった。
そして、今日の失敗!
Canonの一眼カメラを持っていたものの・・・ずっと肩にかけたままのお荷物だったぁ・・・、メモリーカードを入れ忘れていたのだぁ~~!!
昨年の「リエージュで山登り」以来の大失態!
なので、今日の写真はすべてケータイノメカラ撮ったものでござる。
愛用のスマホは、Samsung Galaxy mini、カメラは300万画素で、露出の調整は出来るが、その都度、操作するのはめんどくさいので、目標物をずらしてやるとオートで露出が変わっていくので適当なところでシャッターを切る・・・半分くらいはダメ元で200枚以上撮った!
是非、一眼で撮りたいものがたくさんあった!また来よう!
この街には画家ゴッホが宣教師と、してしばらく滞在していたことがあったらしい。
facebookのアルバムで、このMonsの町を、もう少し大きい写真で見ることが出来ますよ!
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