今日(29日)はベルギー国鉄格安(ショッピング)チケットの最終日。
もちろん「今日も行くぞー!」と、やる気満々で家を出て、Lierの駅に向かう。
10:27発の電車に乗るために10:23に駅に着いた・・・、僕にしては余裕の到着である。
「エェン・ショッピングチケット・ナール・ブルッヘ・アシュトゥブリーフトゥ」と、チケット購入時のオランダ語の台詞もしっかり覚えていた。
チケット売りの窓口には、僕の前に4人の青年たちがいた・・・、僕はその後ろに並ぶ。
すると、僕の後から、若くてきれいな背の高い女性が、スーツケースを引いて入ってきて、いきなり僕に話しかけてきた・・・、何やら複雑な話をしているようなので、僕は「あなたの言っている事はわからないよ」と言うしぐさをしたら「私はとにかく急いでいるんです、次の電車に乗らないといけないから、先に行かせてもらえませんか」みたいな事を言っているのだと理解できたので「あー、どうぞ」と僕の前に順番を譲った。
次に彼女は、若者たちの頭越しに、窓口の担当女性に「ここで国際電車のチケットを買うことが出来ますか?」と話しかけたので、担当女性は「ちょっと待ってね、これが終わってからね」と答えたようなのだが、きれいな女性は「私は次の電車に乗らないといけないので急いでいるんです!」と言うと、若者たちに「俺たちだってその電車に乗るんだぜ!(何言ってんだよ)」 みたいなことを言い返された。
よく言ってくれた!僕だってその電車に乗るんだよ!何言ってんだ、きれいな女性!
若者たちは、「アントワープで女の子をナンパしに行こうか」ぐらいにしか見えなかったが、僕はアントワープでオステンド行きの電車に乗り継がないといけないので、この電車に乗り遅れたら無駄に1時間待たないといけないのだ!(その女性は、乗り遅れたら1日を無駄にするのかもしれないが、そんなこと知った事じゃないよな・・・、ならばもっと早く来いって事だ)
若者たち4人がチケットを買い、きれいな女性が国際電車のチケットを買って、僕の番に来たときには10:26になっていた・・・あと1分しかない。
僕は「エェン・ショッピングチケット・ナール・ブルッヘ・アシュトゥブリーフトゥ」と言ってチケットを買う、支払いはバンクカードで・・・読み取り機にカードを入れ暗証番号を打つ・・・、ピピッと鳴って支払完了!
チケットを受け取り、ホームへ出ると同時に電車が入ってきた・・・、「急がねばと」思ったと同時に、僕の後ろから女性が大きな声で「ヘイ、メニール!」(おーい、男の人!)、と叫んだ・・・、振り返るとチケット売り担当の女性だった。
バンクカードを読み取り機から取り出すのを忘れていたのだ・・・、走って戻り「ありがとう!」と言って受け取って、また走り、電車に飛び乗った・・・ふぅ!
4人の青年も、きれいな女性も、僕も同じ電車に乗った。
電車に乗る前からこれだけのドラマがあったのだ!
この先どうなる事やら・・・
乗り継ぎ駅のホームを走らなければならなかった・・・、階段を駆け降りて、隣のホームへ駆け上がり、待っていたオステンド行き電車に飛び乗った。
ふぅ・・・、なんてこった、僕の(理想的)予定では、乗換駅で熱いコーヒーを買って、アントワープからブルージュまでの直行電車1時間15分をコーヒーを飲みながら読書をし、ゆったり過ごすつもりだったのに・・・。
幸い、念のために(珍しくビールじゃなくて)コカコーラ・ライトのペットボトルを家から持ってきていた。
ブルージュ駅に近づいたとき、降りる前に電車内のトイレで用を済ませておこうと席を立ち、トイレへ行く、…用を済ませると、荷物もすべて持っていたので、そのまま昇降口付近で立って、降りる用意をしていたが、いよいよ到着というときに帽子を忘れている事に気づき、慌てて座っていた席に戻ると、その席に帽子はあった・・・ふぅ。
手袋はねぇ、忘れがちだからと、ジャンパーの内ポケットに入れておいたのだが・・・、それで結局、最後まで使わなかったという手袋だった。(今日は寒かったのだが、カメラを使うときに外さないといけないので、面倒くさいのだ)
ブルージュ駅に降り立つまでにこれだけのドラマがあった!
この先どうなる事やら・・・・
結論から言うと、この先にドラマチックなことは起こらなかった。
僕は冬の寒い日のブルージュ観光をした・・・
クリスマスマーケットも終わり、雪と氷の祭典も終わり、平常通りに戻ったるブルージュ。
観光客も少なくなったブルージュこそ見ごろなのである!
と、いう事で、ブルージュ観光編は、またあとで書きます。
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