Katrienの幼なじみ3人が集まるミニ同窓会に行って来た。
ベルギーLier市の、我が家のテラスから見える景色も、確実に春の新録に覆われてきた。
アイスランド火山噴火の火山灰どこ吹く風のベルギー晴れ!
火山噴火の影響によるEUの空港閉鎖の影響はかなりの様ですが、すでにバカンシーから帰ってきた僕らには関係ない。
しかし、南仏の義兄の家にバカンスに行っていたその子供たちは飛行機で帰れなくなり、急きょ車でベルギーまで帰って来たという(月曜日からの仕事に間に合わせるため)。ウチのテニスクラブの、トルコでのテニス合宿に参加した約30名の皆さんは土曜日の帰宅予定が月曜日にしか帰れないと言う事だった。 EUでの経済損失は多大である!
我が家のテラス、金曜日に年2回の清掃をしたのできれいです。(年に2回しか水を流しての清掃が認められていない、、、下の階に垂れ流しなので・・・、これも変なシステムだ)テーブルの上に置いてあるのはウチの野鳥呼び寄せ餌台
あ、これ煙突じゃなくて、風車の塔の部分が残っているんですね、頭と羽根の部分がないまま保存されている、この前の道路は「風車通り」との表示あり。
さて、エーケレン(Ekeren)このブログの読者のある方が、この夏からここに移住すると言う事で取材に行ってきました。
じゃなかった・・・、Katrienの幼なじみ(同級生)のお住まいがここなので、やって来たのです。エーケレンはアントワープ市内の行政区の様ですね。アントワープの工業地帯を越えて北側に位置する閑静なベッドタウンと言うか、大都会の切れ目ですね。
その同級生の家はエーケレンの中心からも外れているので、周囲は農村風景です。ベルギー晴れのベルギー風景はとても気持ちがいい!
同級生の家の庭には果物の木が多く植えられている。
チェリーのなる桜(Kers)、プラム、リンゴ、洋なしなど・・・
桜と梅花が良く似ているので間違えやすいが、Kersの木はもちろん桜と同じようにつやのある樹皮に横縞が入っている。
そして花の付いている柄が長い
梅はつやのないゴツゴツした樹皮
花の柄は短い
夏には大量の実が収穫できそうだ。
ここの家族(子どもは男の子3人)はみんな自然派で、家族旅行にもよく出かける理想的な家庭を築いている。
野鳥のための餌台も、庭に多数準備してある。
餌ボールと巣箱、奥さんは台所から、ここに来る野鳥を見るのが好きで、双眼鏡まで備えてある。午後6時集合、もうひと組の同級生夫婦と子供も合流して、最初は日当たりのいい庭のベンチでアペリティフを楽しんだ。ご主人は僕がビール好きなのを知っているので、冷蔵庫には10種類くらいのベルギービールを冷やして待っていた。 陽が沈むころ(午後8時半ごろ)室内に戻り夕食の準備。ご主人手作りのパンはTVの料理番組のお助け人から直接指導を受けたのだそうだ。
そうこうしているうちに本当の日没時間になり、カメラ好きのご主人と一緒に庭に出て夕日撮影の競演・・・・、その姿が滑稽だったらしく、奥さんがその姿を撮影していた。
フランダースの典型的な夕焼けですが、何か足りないものがある。
空に白いストライプ(飛行機雲)がない・・・・、という事はこれは滅多に見られない貴重なベルギーの空である。(もちろんアイスランド火山噴火の影響)
そうこうしているうちに食事も終わり?いや、写真を撮っている間に終わったわけではない。ちゃんと奥さん手作りの、ウサギの肉煮込み料理をおいしく頂きました。
ウサギの肉、日本ではあまり食べないと思うが、昔沖縄の実家ではばあちゃんがウサギを飼っていて、時々ウサギ肉を食べていたような気がします(小さい頃だったのでよく覚えていない)ベルギーでは普通に肉売り場でウサギの肉を売っているのです(ハト肉も売ってるよ)
ま、ま、それは置いといて・・・
デザートタイムに、ご主人が取りい出したるは「魔法の箱」
1870年ごろの事、この箱を手にした者は魔法の3D(立体)映像を見る事が出来たのです。
今、再び3D映画、TVがブームとなっているようですが(ベルギーに住む我が身としては遠い、東の国の出来事の様な気がします)ベルギーでは140年も前に3Dを実現した人がおったんですぜ!
御覧のように箱の中に、順々に切り絵の紙をはめ込んでいきます。
そして、のぞき窓のレンズから、屈折ミラーを通して、並べられた7枚の絵を同時に見ると見事に立体映像の出来上がりです。
パチパチパチ!
すごいです!本当に立体です(原理的に当たり前ですが・・・)
これは「港の風景」
カメラで撮るとピントが合っている部分と、合ってない部分があるのは立体の証です。
これは貴婦人たちの集まるカフェの様子
一同騒然?とする中、ご満悦のご主人。
この紙包みの中に1セットづつの画像が保管されていて、1870年代の製作なので、大変な貴重品なのだそうだ。この道具は彼の父親から譲り受けたものだと言う。
これは「海で漁をする男たち」
7枚の絵を重ねてみると、1枚の絵のように平面ですが、魔法の箱に入れると、ジャジャ~~ンと立体画像に早変わり!
地曳網で漁をする男たちがくっきりと浮かんできます。
最新鋭のハイテク3Dもすごいと思うが、このような種も仕掛けも解かりやすい「魔法の箱」大好きですねぇー。
140年も前から人々は「立体で見たい」願望があったのだ。
2 件のコメント:
この3D仕掛けはすごい!いいもの見させてもらいました。
あ、ちなみに初コメです。初めまして。
初コメありがとうございます!
3D仕掛け、種も仕掛けも分かれば自分でも作れそうですが、切り絵の方はかなり精巧に出来ていましたよ!
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