フランスドライブ旅行も最終日。
いよいよグレートブリテイン島とヨーロッパ大陸の最峡部、ドーバー海峡へ向かう。
民宿の女将に教えられたとおり、D940という道路をひた走る。
途中、海岸が見えそうな場所があったので車を止めて、「地滑り 危険」の看板があったが囲いの柵はないのでその先に入ってみた。「はいるな!」とは書いてないからね?
この辺りは断崖ではなく、なだらかな崖ですね。
「地滑り 危険」 の看板の先にちゃんと人の歩いた後の道が出来ているので、普通にみんな散歩を楽しんでいるのでしょう・・・・、あの看板は「注意してね、事故は自己責任ですよ」ぐらいの意味だと理解する。
イギリスと向き合っている海岸部では、所々にこのような要塞が見えた。フランスとイギリスは昔からよく戦争をしていたようなので、この辺りは軍艦などが押し寄せて大変だったでしょうね。
今は平和に馬などが牧草を食んでいる。
いよいよ道路のロータリーに「岬」の看板があり、岬への細道に入る。
家が一か所に密集した集落があった。
岬「 Cap Gris Nez 」の駐車場から板の歩道を歩いて岬へ向かう。
多分車いすでも行けるという配慮から、板の道になっていると思う、乳母車の人もいた。さりげなく素晴らしい!
しかし、風が強くて寒かったぁ!岬の先まで来ました。下を覗き見ると断崖だ。 そして待望のイギリス島(グレートブリテイン島)は見えるか?
今にして思えば、あの時(4/13)は正常に飛行機は飛んでいたんだなぁ、とイギリスへ向かう飛行機雲を見て思う。 さて、見えるでしょうか?海と空の間に、ぼんやりと島影が・・・・、、「きもち、見える」と思って下さい。
実際に見えたのです!白い断崖のイギリス島が ・・・。
民宿の女将でさえ、晴れた日にはっきりと見えたのは一度だけだと言っていたのだから、僕らはラッキーだと言えるだろう。こちらはフランス側、ちょっと霞みがかっていて残念! 白い断崖と言えばAultという町の紹介の時も写真を載せた。白い石灰岩でイギリス側も同じであるらしいから、遠い昔イギリスはフランスのこの海岸とくっ付いていて、徐々に離れていったのではないかと、両方の海岸を見たらだれでも思うでしょう・・・、実は・・・・僕は知らないので、自分で調べてみてくださいな。 岬なので当然のように灯台もあります。
前の日から海岸線を通って来ているので、いくつかの灯台を見たが、すべて形が違うので、灯台巡りマニアがいるかもしれない。前日から泊まった民宿にも、いろんな灯台の図形が載った表が張ってあった。まあ、風が強くて寒かったので、イギリス島を眺めて物思いに耽るような観光客もいなくて、イギリスを確認して写真に収めてから、足早に順路を進めていくのが普通だった。 ここにももちろん要塞があった。 目立たないように作ってあるのかな?こんなのも 強い風が24時間ずっと吹いているのでしょうねぇー、一方方向に・・・・。
この木がそれを物語っています。風になびいたまま固まってしまっている? 天気はいいのに寒かったっす!
またこのゆるやかな道を走り始める。 農業大国フランスという側面をみた真っ平らなベルギー・フランダースに慣れてくると、「ゆるやかな起伏のある風景ってきれいだなぁー」と 感動するのでした。小さな集落 丘の上に建っている塔は、遠目にしか見ていないが鉄塔でもなく、たぶん幾多の戦争で亡くなった人たちの慰霊の塔ではないだろうか。 この道の脇にも、何かしらのオブジェがあった。 カレー(Calais)の町の灯台。
イギリスとフランスを結ぶ中継地として昔から栄えた町。ドーバー海峡(フランス側から見たらカレー海峡というらしい)の海底トンネル(英仏海峡トンネル)はフランス・カレーとイギリス・フォークストンを結んでいる。
民宿の女将が「カレーの市街に入ると道路が複雑になるから入らない方がいいですよ」と注意してくれたが、僕らは道が分からなくなり、まんまと市街地に入って、はまってしまった。何とか高速の入口を見つけて抜け出す事が出来た。
高速道路でフランスからベルギーへ越境 、懐かしいオランダ語表記の地名なども見えてきて、やっと帰ってきた感じがする。
そしてフランドル平原の風景がベルギーらしい。
このドライブ旅行中、ほとんどをKatrienが車の運転をしたが、(僕は写真を撮るという目的もあったので…)ベルギーに入っての高速から僕が運転を代わり家までたどり着いた。
約1,200kmのドライブ、パリへ行かないフランス旅行もいいものだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿