興奮冷めやらぬ僕ですが(自分だけ?)
Katrienは別行動で昨日はテニスの準決勝戦へ出かけ、簡単に勝って今日(日)の決勝戦進出を決めたそうだ。
そういえば今日はベルギーの国政選挙の投票日でもあった。ベルギーの政治には疎い僕なので言及できないが、フランダース独立(ベルギー分裂?)を謳う政党が力を付けていそうだと言う雰囲気もある。
ま、そんな事はさておいて蒸気機関車だ!
なぜ突然、蒸気機関車が博物館から出てきたのか?
それはベルギー鉄道誕生175周年記念だからだそうです。
1世紀と3/4世紀という節目であります。
「175e anniversaire des Chemins de fer belges」
と銘打って、今年は様々なイベントが予定されていて、この蒸気機関車運航もその一環だったのです。
そしてさらに、ベルギーの海岸部、ドーバー海峡をはさんでイギリスと向かい合っているオステンドと言う町の海岸線にトラム(路面電車)が開通して125年と言う事です(こちらは1世紀と1/4世紀と言う節目)
この二つをドッキングさせたのが今回のイベントだった。
出発前のBerchem駅での車両、緑色が鮮やかできれいです。
大車輪
機関室へ孫を上げるおじいさん。乗務員も気軽に応じていた。機関室の後方には石炭を積む貨車が付いている。
機関士は想像通りすすけた顔をしている。うーん、これもファンサービス!まるで映画で見たスティーブ・マックイーンの様です。
トンネル(陸橋)を抜けるときに、やはり煙は中へ入って来る(当然)、窓を閉めなければいけません。
アントワープの市街地を抜けると、フランダース的風景。
やっぱりフランダース!
ゲントの駅(Gent-Sint-Pieters)で乗車する人たち。
ゲントで乗る人は15€でした。
Berchem駅からゲントまで1時間7分、通常の電車だと52分位だから、それほど遅い訳でもない蒸気機関車だ。乗り心地も意外に良くて、いつも乗っている各駅停車のローカル線よりいいくらいだった。
ステップとドア、ドアはもちろん自動ではなく、手動でしっかりノブを回して締めなければいけません。
ゲントを出るとまた、フランダース的風景。
今回はブルージュも通過駅のひとつにすぎなかった。
こんなオブジェが見えてきたらオステンドです。
運河にかかる、跳ね上げ橋の設備の様です。
陸橋の上ではカメラを持って待ち構えている人たちもいた。
オステンド駅(Oostende)に到着 。
駅なのに、港の埠頭に着いたように、隣には大きな船の姿が見える。
それもそのはず、オステンド駅の東には大型船の出入りする港の埠頭、西にはヨットハーバーが広がり、駅を出ると海辺の町の雰囲気が、すぐに目に飛びこんできます。
満足げに、みんな笑顔で汽車から降りて、自分が乗ってきた車両をしげしげと眺めながら駅舎へ向かう。
そして、振り返って、もう一度あの蒸気機関車の顔を見ようと思ったら、なんと!
顔が変っているではないか!
なんだこれは?蒸気機関車ではないではないか・・・。
さてはゲントで停車した時に、すり替えたな?
てなことにいちいち落胆してはいけません、同じ日にレトロな汽車2台に乗ったと思えば得した気分になるのです。
おそらくこの車両は、蒸気機関車からディーゼル機関車になった時のものでしょう。見事に歴史を物語っています。ベルギー国鉄に拍手!
駅舎のホール、非常に天井が高く、内装はシンプル(すぎるくらい)人混みもなく、拍子抜けする位だが、夏になるとベルギー最大の海辺のリゾート地として、にぎやかになる事でしょう。
駅舎を出るとすぐに目に飛び込んで来るのが、聖ピーターとポール教会(Sint-Pauluskerk)ふたつの尖塔を持つ大きな教会。駅前広場のオブジェと、ヨットハーバーのマスト群 振り返ってオステンド駅
このあと、僕は街へ出て、いろいろなものを見てくるわけですが、続きはまたあとでと言う事で・・・・、
汽車の旅、帰りは17:53発で、同じ汽車の往復チケット。
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