「アントワープの犬展」が開かれているアントワープ、ファビラオ王妃ホールへ行ってきました。今回はフランダースの犬の謎に迫るドキュメンタリー映画のDVDを購入するのが目的。
写真の右側がDVD日本語版,NTSC方式で日本で再生可能、日本語字幕付き。
展覧会場の受付のおばさんに、オランダ語で「僕はこのDVDが欲しいのですが」と聞くと「オランダ語版と日本語版がありますよ」と言われ｢日本語版をください」と、日本語版を購入。
おばさんはサービスしたがりで、傍らにあった半紙代の大きなポスターを触って｢これはいりませんか？(無料)」「ありがとう、でも僕はこの小さいパンフレットがいいです」と左側のパンフレットをもらってリュックに入れようとすると、おばさんは｢ちょっと待って、包んであげるわ」と、使い古したビニールの袋にふたつを入れて包んで、テープでちゃんと封をして僕に渡してくれた。
このDVDは10€と言う良心的価格ながら、中身は非常に濃いです。
2008年製作（85分）Didier Volkaert & An van.Dienderenの作品。
ディディエ（Didier）＆アン（An）さんには先日、パトラッシュネットのOSHIMAさんつながりで紹介させていただき、カフェまでご一緒させていただきました。(僕はディディエさんのサインをもらったのだった）
「フランダースの犬の謎」とは？
上のパンフレットのサブタイトルにあるように「フランダース人の知らないフランダース」なのです。
フランダース地方から遠く離れた国、日本で毎週2500万人の人がフランダース地方を舞台にしたこのアニメを見て涙を流している事を、フランダースの人たちは全く知らなかったのである。(10年ほど前の話）
この情報化社会の中で、この事はまさに謎です。
ある日本人観光客の青年がアントワープ観光局に来て｢フランダースの犬の事をお聞きしたいのですが・・・」という質問に、アントワープの事は何でも知っているはずの職員は、「寝耳に水」状態で何の事だかさっぱり分からず、答える事が出来なかった。
これは一大事、と全職員に「A dog of Franders.を知らないか？」と探し回り、ひとりだけ「そういえば、あそこの図書館にそんな本が1冊だけあったわ」と糸口をつかんで、やっとイギリス人作家のウィーダがアントワープを舞台にした小説を書き残していたことが分かった。
この本だったと思うが(展示会場に展示されている）、このページを開いた時からこの観光局職員は、自分たちが考えていたフランダースと違うフランダースがある事に気づき、調査を始めたという。
その職員と連携しながら、ディディエ＆アンは3年余の年月をかけて、世界中を駆け回り「A dog of Franders」に関する資料をかき集め、もちろん日本にも取材に行って、このドキュメント映画を完成させた。
動物愛護家でもあった作家ウィーダが、アントワープを訪れた時に見た光景はショッキングなものであったと言う、犬に荷車を曳かせていたのだから・・・、追及していくと奥が深いこの児童小説。
ハリウッドで5回も映画化されたと言う、古くて面白い映像満載のこのDVD、「買って損はない！」と敢えて宣伝させていただきます。
展覧会の入場料2€と、このDVD10€、アントワープ観光土産の目玉としてどうでしょう？
ちなみにこのDVDの関連WEBサイトで、少しだけ楽しめます。
展覧会場窓口のおばさんに「どうもありがとう、またね！」と、挨拶して会場を出た。その後、アントワープついでの買い物は中華街へ行く。
先日、タイのグリーンカレーの素を買いすぎたため、時々鶏肉でグリーンカレーを作って食べているが、ココナツミルクを使うのでそれの買い出し。
中華スーパーでは、もちろん中国食材中心だが、タイの食材も豊富に取りそろえているので、ココナツミルク3種と、タイ料理で良く使うフィッシュソースも買った。ついでと言っちゃなんですが非常食のラーメンも・・・中国製黒糖もあったので買っておいた。 
それはそうと｢出前一丁｣が50セントから65セントに値上げされていた！
なんてこった、15セントの値上げは3割だよ！大きすぎる！
あまりにも衝撃的値上げに、僕は2個だけ買ってスーパーを出た。
そして向かい側にあるちょっと小さいスーパーへ・・・。
中国人のチョイさんが｢このスーパーの方が安いのよ」と教えてくれた店に入ってみた。するとこの店では値上げはなく50セントのままだった。もちろん、一気に買いましたよ！NISSHINのライセンス生産で香港製、味が8種類くらいあって、まだ全部は試してないが、このグリーンのやつが一番しっくりと、日本的に食べられる。
今日は土曜日、夕方にテニスのミックスダブルス大会、セミファイナルに進出しているのでKatrienとのペアで頑張ってきます(目指せ優勝！なのだが・・・）
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