先週お伝えした「季節外れの雪が降る」テニスコートへ行ってきました。
雪の原因究明に!
ではなく、先日行ったKatrienのテニス大会女子シングルスで、Katrienが決勝戦に勝ち進んだので応援に行ったのです。
今回はしっかりと、雪の出所を探ろうと・・・・、いや、あくまでも応援をするという事で。
テニスコートの周りはすべて巨木の森に囲まれているので、自然に目はそっちの方へ行ってしまうのでした。
例の雪の様な綿毛を降らせる木は、この真ん中の真っすぐ伸びた巨木だった!
あまりにも高い木なので、250mm望遠レンズに交換して、何とか綿毛の集合体を写す事が出来た。
地面にはこんなのも落ちていたんですけどね。
あ、そう、ポプラの木です。セイヨウハコヤナギと言うらしいんだけど。この木が多い所では、初夏に雪?が降っている現象が起こるそうです。(雌雄異株で綿毛を作らない木もある)
もちろん種子を飛ばすための綿毛だから、綿の中にはしっかりと種を包んでいます。見えるでしょうか、写真中央にある塊りみたいなもの。
降り積もった雪、いや綿毛。 そんなテニスコートでの決勝戦。
試合に挑むKatrienは、緊張はしていないと言っていたが、勝つことを意識して慎重に試合に入っていった。
相手も40代くらいの、ちょっとふっくらした感じの女性。
第1セットKatrienは自分のサービスゲームを落としてしまい、少しの不安がよぎる。しかし、次のゲームで相手のサーブを破って対等になり、その後は落ち着きを取り戻して、事前に(僕と)打ち合わせていた通りに相手の弱点を突く展開に持って行けた。
作戦とは?相手がバックハンドが苦手なら「バック、バック、フォア」「バック、バック、バック、フォア」で攻める、と言う事だった。
今回の相手はバックハンドをスライスで返すが、ふわりとしたスライスなので決定力はない、つなぎの球だった。そこで甘く来た球をフォアへ決めるという作戦。
見事にそれを実行できたKatrienは第1セット6-2、第2セットは相手応援団が10名くらいも集まって来て、場外が騒がしくなったが、惑わされず6-4で取って勝ち、優勝!
今回のトーナメントでKatrienは、なんと第1シードだった。
今シーズン2度目の優勝である。 試合が早めに終わり、他のクラスの決勝も、あと6試合くらい残っていると言う事で、表彰式までに3時間くらい時間が空くと言うので、 テニスクラブ周辺の自然観察コースを散策してきた。ガア、ガアと、鳴き声をあげながら空を飛ぶ鳥の群れ、カナダガンの群れですが、見事に雁行陣を形作っていた。
テニスのダブルスで、ひとりがネット(前)もう一人はベースライン(後ろ)の位置でプレイするのが「雁行陣」と、テニス用語で言っているが、まさにこの事ですね。平行に並ばずに、必ず少しずつ、ずれて飛び「V字飛行」をする。 そのカナダガンが近くの池に着水して、泳ぎ始めたが、池の中でも雁行陣ですねぇ、リーダーはかなりの統率力があると見える。 池にはこんな鳥もいた。カンムリカイツブリの親子です。
餌を探すための捕食の訓練をしているようだった。 自然観察コース、徒歩と自転車とペットしか入れない。こんな巨木(ブナの木)に囲まれた遊歩道だったり、両側を蓮の池に挟まれた小道を歩いたりで、退屈をしない間に2時間くらいは過ぎた。 テニス会場に戻ってきたら、表彰式の準備が整っていた。
男女合計13のクラスのシングルスがあって、準決勝以上に進出した人には賞品がある。かなりの数です。準決勝で敗れた人には4個入りボール缶とタオルだったり・・・・。 Katrienは女子4の優勝者として表彰された。
賞品の内容は、ネックレス、腕時計、シャンペン、75€の商品券、花の苗など、結構豪華! このクラブの特徴として?野菜の詰め合わせをもらった女の子もいた。表彰式が終わってからは、クラブが用意したサングリア(フルーツ入りワイン)と、おつまみが次々に運ばれてきて、無料で食べ放題、飲み放題。何と、ビールも1時間の間は飲み放題!
いやいや、僕は何杯ビールを飲んだだろうか?
午後10時ごろでもこの明るさのベルギー、さすがに普通の人は帰り始めていました。僕らも普通の人なので、帰る事にした。
次の日(月)から僕はオランダ語の試験だし、夕方には僕とKatrienのミックスダブルス大会も控えているのであった。
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