忙しい日々が続いています。
7月1日、ブリュッセルへ行ってきました。
「オメガング(Ommegang)」というお祭りを見るために・・・
Neerpeltから来たアントワープ行きの電車は「電車」ではなく「ディーゼル機関車」のようなのだ ・・・ 見た目は変わらないんだけどねぇ、屋根に電気を取る道具がないでしょ ・・・ 代わりに目立たない煙突があって、わずかに煙を吐いている。
停電の心配がなくていいね!
さて、リールからブリュッセルまで、約39分ほどの電車に乗る ・・・ 平日なので週末割引なし、Reilpassを使うほどの距離でもなく、標準料金の13.80EUR(往復)
ブリュッセル中央駅 ・・・ 前日は国鉄のストライキで大変だったらしいが、この日はいたって平穏 ・・・ 祭りがあるから混んでいるという事もなし。
実は、オメガングという祭りに来るのは初めてであるが、事前調査もほとんどしないで「夕方ごろから始まるだろう」くらいの見当しかしていなかった。
なのでとりあえず、オメガングの発祥の地とされる「ノートルダム・デュ・サブロン教会」へと足を向けながらブリュッセル観光をする。
「芸術の丘」と言われる所に上る所にあるカリヨン付きの時計 ・・・ これ有名じゃないんだろうか? 僕の持っている「歩き方」の本では紹介されていないが ・・・
時報の時にカリヨンが鳴って ・・・
人形たちが踊り出したら面白いと思うのだが ・・・ 残念ながら、僕は時報の時に、この場所にいたことがない。
芸術の丘の庭園には、珍しい花が咲いていた!
黒いタチアオイの花が咲いている! ・・・ 濃い紫色なのか?
王立図書館の壁
丘を登ったところから見るブリュッセル市街 ・・・ 壮観です。
丘の上から、ロワイヤル広場のヤコブ教会と、楽器博物館を見ると、手前に奇妙なモニュメントの噴水がある ・・・ 普通に歩いて通りすぎると、何も感じない筈だが、立ち止まって見ていると、このモニュメントはゆっくり回転しているのがわかる。
楽器博物館 ・・・ 1898年完成のアールヌーボー建築。
聖ヤコブ教会のあるロワイヤル広場 ・・・ 中央には第1次十字軍遠征の指導者、ゴドフロワ・ド・ブイヨンの騎馬像がある。
ヤコブ教会に向かって右側に曲がれば、サブロン教会へと向かう。
サブロン教会の後ろ姿 ・・・ さらに遠方には最高裁判所の塔が見える。
正面
デュ・サブロン教会の中へ入ってみる。
柱の装飾はないが ・・・
この教会はステンドグラスが美しい!
この教会の起源になっている小舟に乗せられた聖母子像 ・・・
物語を話せば長くなるので、どこかで読んでほしい。
ごく簡単に言えば、
貧しい夫婦の妻が神のお告げを聞き、夫婦でセンヌ川を小舟で下ってアントワープへ行き、大聖堂の聖母子像を盗んで、流れに逆らって小舟を漕ぎブリュッセルへ戻ろうとするが、疲れ果てて、漕げなくなった時、小舟はひとりでに流れに逆らって進み、サブロンまでたどり着いたというのだ ・・・ これは神の意志に他ならないという事で、盗んだ罪を問われず、聖母子像はサブロンに安置されることになり、サブロン教会が建てられたという。
その奇跡を忘れてはならないと、始まったのがこの教会の周りを行列するオメガングだという事らしい。
これが、その聖母子像。
ステンドグラスにも聖母子像がある。
美しいパイプオルガンもある。
教会のとなりには、グランサブロン広場というのがある。
広場に面するお店は有名な菓子や、チョコレートのお店が軒を並べているというが、僕には興味の範囲外なのでよく分からない。
確かに、ゴディバやピエール・マルコリーニなど、僕でも聞いたことのある有名店はあった。
このあと、ノートルダム・ド・ラ・シャペル教会へ行く。
地図で見ると距離があるように見えるが、ブリュッセルの中央駅から芸術の丘、ロワイヤル広場、デュ・サブロン教会、ド・ラ・シャペル教会はそれぞれ徒歩5分ほどの距離しかなく、途中で見るべきものも多く、是非街歩きを楽しんでいただきたいルートだ。
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