20.7.14

Fietsen サイクリング!

先週の1週間あまりの雨季が過ぎ去り、晴天が続いているベルギーは、やっと夏到来の感じ。
で、アントワープ動物園に続き、木曜日はサイクリング!

 青空写真が気持ちいいね!

 近所の釣り堀 ・・・ 休みだったのか?

 小ネーテ川沿いの自転車道をひた走る!

とりあえずの目的地。
ブラックベリー群生地 ・・・ このサイクリングは「ブラックベリーの状況を確認してくる」という、軽い気持ちで出てきたのだが ・・・

 確認できたのは 「まだまだ、時期ではないではないか!」 という事だった ・・・ 先日、ブレヒトで散歩した時に黒く熟したベリーを見つけたので 「そろそろ時期なのかな?」 と思って期待していたのでちょっとガッカリ ・・・

「ならば、もうちょっと先まで行ってみよう」
と思ったのが、ロングサイクリングの始まりだった。
ちょっとそこまで、のつもりだったので地図も持たず、計画性もないサイクリングにハマる。

とりあえず、何度も通っている運河沿い自転車道を行く。

運河から川に渡り進む。


小ネーテ川(Krein Nete)に戻ってきた (小ネーテ川があるという事は大ネーテ川もあるという事ですが・・・あとで)

 川に架かる自転車、歩行者専用の橋。

 出発から1時間後の初休憩 ・・・ そろそろケツが痛み始めている。

 トウモロコシ畑

 マイチャリはママチャリだけど、英国製3段変速付き!

 牛牧場だけど、よく見たら胸回りの厚いバッファローのような体形だ ・・・ 珍しい牛牧場だった。

 川の水を調整するためにある施設だが

 自転車道の橋ともなっている。

 自転車道には、要所にこのようは標識が立っている「自転車マップ」を持っていれば 「ここは21番ポイントで、22番へ行きたい人は右、73番ポイントへ行きたい人は左へ」 という意味になり、非常に分かりやすく、貴重な標識である。

が、僕は今回、自転車マップを持っていな~い!

 まぁ、何度か来た場所なので道に迷う訳ではないけどね ・・・ 小ネーテ川を上がって行くと「川の行き止まり」の場所がある!

ベルギーではよくある事だが、運河が多いため川は運河に寸断される ・・・ 寸断された川は運河の下をトンネルで通過していく仕組みになっている。

アントワープ港まで続くアルベルト運河

 運河沿いには砂加工所が多い ・・・ 砂やブロック、セメント工場など重量物を運ぶには運河を利用した貨物船が便利だね ・・・ 騒音を出さず静かに運ぶことが出来る。

 運河沿いに10㎞位走ったか ・・・ 運河はどこまでも続くので、切りがない 「そろそろ、帰り道につくかぁ」と考え ・・・

 ルートではないが、とりあえず道路のある方向へ行こう ・・・ 自転車マップも持ってないので、道路標識を頼りに帰る事にする。

 ボウウェル(Bouwel)という町に着き、教会を訪ねた ・・・ この町、この教会は何度か訪ねたことがある。

 町に着いたらなぜ教会を訪ねるかというと、町の象徴だからである ・・・ 街並み自体に特徴がなく平凡な町でも、教会を訪ねればその教会の特徴が僕の記憶に残るのだ。

ほら、この方が僕を歓迎してくれている。

ボウウェルのもうひとつの特徴は箱型風車がある事!


ベルギーには煉瓦積みの塔のような風車が多いが、時にはこのような木製の箱型風車を見ることが出来る。

青空に映えてます。

そして、再び自転車道に入っている僕です・・・ダートだ!

畑の中の廃屋のような ・・・ 納屋

時々目にする自転車道の標識が頼りです。
これを見落としたら、とんでもない方向へ進んでいたりする ・・・ 最初の慣れない頃はよくあったが、最近は慣れて、どんな場所にその標識があるのか、勘でわかるようになってきた。

 赤いポピーの咲く川にたどり着きました ・・・ 今度は大ネーテ川(Grote Nete)だけど、「大」というほど「小」との違いはない!

 この川沿いはなぜか、道端の草花がきれいなのが揃っている!

 ピンクのポピー

 ピンクのヤグルマギク

 赤いポピーの1枚だけ残った花びらを太陽で透かしてみた。

赤いポピーの花には深い意味がある。

特に今年はベルギー(おそらく欧州ほとんど)では、赤いポピーの花をデザインしたポスターやパンフレットをよく目にする。

それは、戦争の記憶 ・・・ 第1次世界大戦開戦から、ちょうど100年目の今年から休戦の100年目となる2018年まで、さまざまなメモリアルイベントが開催されるからである。

日本では第1次世界大戦を大きく取り上げることは少ないと思うが、ここ欧州では欧州全体が戦場となり、総力戦、持久戦、消耗戦で悲惨な戦争の記憶として残っている。

大量破壊兵器のなかった時代 ・・・ 塹壕を掘って敵と対峙して銃で打ち合う戦争 ・・・ その塹壕を掘ったために、地中で眠っていたポピーの種子が目をさまし、赤い花が大量に咲いたというのだ ・・・ それが今でも戦争の記憶を呼び覚ます。

 と ・・・ 赤い風防を付けた3輪自転車が颯爽と通過していく。

時々、白い同様の自転車とアベックランしているが、今日はおひとり様。

という事で、書いてしまえば簡単だが、「ちょっとそこまで自転車で・・・」
と思って出かけたのに、約50㎞になったのではないかという、ロングサイクリングになってしまい、久しぶりのロングなので、帰り道はおケツが痛くなり、サドルに座りたくないほど ・・・ 足も筋肉痛が始まり、1番軽いはずのギアの1段が、3段に入っているのではないかと思うほど重かった。

無計画サイクリングをすると、こんな事になる!

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