土曜日、ブレヒトという町でテニス大会 ・・・ 僕は出ていないが Katrienがシングルスの大会で準決勝に進んだので応援に行った。
Katrienがウォーミングアップをする間に、僕はMomoちゃんと周辺の散歩タイム!
道端にはブラックベリーの実が熟しているのがあった ・・・ もうそんな時期なのか?
僕もそろそろ、収穫準備をしなければ ・・・ 野生のブラックベリーでジャムを作るのだ!
さてさて、テニス ・・・ クラブに戻ると、ウォーミングアップを終えて、ちょうど試合が始まる所だった。
Katrienの対戦相手は、なんと ・・・ 同じクラブの強い人、リンダさんだった!
今まで何度も対戦して、1度も勝ったことがない「強気のリンダ」 ・・・ まぁ、実力的にもクラスはKatrienより2つ上であり、こう言っちゃーなんだが「勝つためには何でもする」という評判もある。
ボールのイン、アウトのジャッジに文句を付けたり、不利な時はセット途中でもトイレ休憩をしたり、セット間のトイレ休憩でも異常に長時間戻って来なかったり ・・・ 過去のKatrienとの対戦で、僕も目の当たりにして、少々あきれている人だ。
Katrien有利な試合も何度かあったが、そんな事で精神的に参らされて負けた事もあった ・・・ 逆に、彼女がそういう手を使うという事は「彼女はKatrienに危機感を持っているのだから自信を持ってやれ!」と励ますのである。
今回も試合前に 「彼女は最近、調子を落としているみたいだから、katrienが思い切り普段のテニスをすれば勝てる可能性は十分にあるよ」 と、励ました ・・・ そして、「彼女が何を言っても気にする必要はないよ」 とも付け加えた。
試合前、天候がいつでも雨が降り出しそうな雰囲気だったので、主催者は「屋内コートでやるか、それとも外でやるか」 聞いて来た ・・・ Katrienは彼女に任せた ・・・ 彼女は外のコートを選んだ。
ボールは彼女の出したボールを使った。
試合は奥の方のコートで行われたので、僕は遠くからの観戦で、声も出さず、拍手もしないで静かに観戦した ・・・ 近くのフェンスまで行けないことはなかったが、ふたりに変なプレッシャーを与えたくなかったので行かなかった。
第1セット、Katrienが調子よく3ゲーム連取 ・・・ このままで終わるリンダじゃないだろう、と思っていたが、Katrienの調子は半端なく良かった ・・・ 実はこの日の昼に、もうひとつの大会で試合をこなしてきていたのだ ・・・ その試合は負けたけれど、思い切りボールを打つという練習をしてきたようなものだった。
その後もリンダを寄せ付けず、6-0で1セットを先取! ・・・ 今までの対戦からすれば、あり得ない展開だった。
ところが、案の定、リンダは「暗くてボールが良く見えないから主催者に言って、照明を点けてもらってくる」 と、コートから出た ・・・ Katrienは僕の所に来て、アドバイスを求めるが 「その調子で続けて! 良く出来ているよ! 彼女が何を言っても気にしないで、プレイに集中してよ」 としか言えない。
第2セットは1ゲーム目を先制されたが、すぐに追いつき、逆転して、後はリードを保ちながらの接戦だった ・・・ リンダのジャッジやいちゃもんに惑わされず、プレイに集中できたKatrienが素晴らしかった!
第2セットは6-4で取ってストレート勝ち!
この2年間の大きな壁(殻)を打ち破った瞬間だった ・・・ Katrienは小さくガッツポーズをし、後で僕の所に視線をやった時に、僕も両手をあげて祝福した。
僕も何か、今までの胸のつかえが取れたような気がした ・・・ だってね、実力ではそれほど劣っている訳ではないのに、彼女が相手だと天敵に睨まれたように、勝負どころで芽を摘まれていたKatrienが、それを乗り越えたのだ。
Momoちゃんも試合中、ずっとそばにいた。
Momoもお疲れ様!
テニスクラブから見える風景
家に帰ってから祝杯を挙げたのは言うまでもない。
「これでリンダとKatrienはフィフティー、フィフティーだから、これからは勝ったり負けたりが続くと思うよ、今までのように負け続けることはないからね」 ・・・ 「あとは、いつでも自分の力を出せるように練習する事だね」 ・・・と。
翌日の決勝戦では違うタイプの2つクラス上の相手に負けてしまったが、この準決勝の勝利が何より大きな収穫の今大会に大満足!
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2 件のコメント:
やったね、カトさん。
おめでとう!って伝えてください。
Toshiko
Toshikoさん、ありがとうございます。
テニスはメンタル部分が大きいなと、つくづく思います。
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