27.10.10

洗濯機君の反乱

10月6日に両親宅からもらって来た洗濯機.

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それまでは洗濯機のない生活をしていたんですが、両親の家に週に1度くらいは行くので、その時にこの洗濯機で洗濯をしていた。

まぁ、この洗濯機君が我が家に来てからは、週に2-3回は働いてくれてました。

昨日も僕は台所で夕食の支度中、洗濯機君は黙々とシーツ洗いの仕事をしていた。

その時、洗濯室(ボイラー室)から突然「バチーンッ!」と、大きな音がしたので何事かと見に行くと、洗濯機君の丸いふたが開いて、洗剤入れの引き出しも半ばまで飛び出した状態で、洗濯機君は息絶えていた・・・。

見に来たKatrienもショック!!

「両親からもらったもので、アンティークの品々より、この洗濯機君が一番うれしかったのにぃー、これで修理屋さん呼んだり、余計なコストがかかるのはいやだー!」

しばらく落ち込み、考えた末、メカに詳しい兄に電話をする。

兄「あぁ、大きな音がしてから止まったのならベルトが切れたか、外れたかだろう。電気店で交換用のベルトを買ってきて、Yukiにやってもらって、出来なければ修理屋さんを呼ぶか、僕が来てもいいよ」と、簡単に対処法を教えてくれた。

「Yukiにやってもらって・・・」と、簡単に言ってくれるが、僕はドイツ製の横ドラム式の洗濯機なんて外観だけでも、物珍しく見ていたのだから内部の構造なんて見た事もないよ。

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でも、まぁ、頼りにされたら期待に応えなければいけないんで、「ふたを開けるだけでも開けてみるか 」と、仕事に取り掛かった。

ふたを開ける段階から、留めネジが6角ネジだったので工具なし、プライヤーで、ギーコギーコと回し、時間をかけてやっと開けた。

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フム、なるほどドラム式の内部はこうなっているのか、バネで吊り下げられて振動を吸収するようになっているようだ、、ほぉ~。

して、ベルトはーと、探してみるとドラムの下に落ちていた。

拾い出してみると、別に切れている訳ではないし、老化のようでもないから、やっぱり昨日の洗濯物(シーツ2枚を同時に)がいけなかったようなのである。

乾燥している状態のシーツなら軽くて楽そうなんだが、洗濯で濡れてしまうと相当な重量になり、脱水する時に、モーターがドラムを回し始める時の慣性モーメントが高すぎて回せないのだ。

「いくら働き者の僕でも、こんな重いものを回せと言っても無理ですぜ、ご主人様」と、洗濯機君は反抗したのでしょう。「少しはご主人様にも苦労させてやれ」と言う反乱を起こしたのだ。

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「無理させて悪かったね、洗濯機君」

ベルトをモーターの軸と、ドラム後方にあるプーリーにかけてやって、手当完了。

意外に簡単でございました。

「最初から修理屋さんを呼ばないで良かったね、義兄からのアドバイスは正解だった」

持つべきは良い兄だ!

ふたを戻して、6角の留めネジをプライヤーでギーコ、ギーコと時間をかけて回して締めて、もとの位置に戻し作業完了。所要時間40分。

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もとの状態に戻った洗濯機君と、相棒の乾燥機君。

今回内部を開けて手をかけてやった事で、ますます愛着がわいてきた。

これからもがんばって働いてくれよ!

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